↑旧群馬県副知事公舎。現在は、群馬県との等価交換で前橋市が保有。
出典:社長の家~日本の豪邸写真集↑
↑同上↑
■2024年2月4日に投開票が行われた任期満了に伴う群馬県前橋市長選の結果、無所属新人で元県議の小川晶氏(41)が6万486票を獲得し、4選を目指した無所属現職の山本龍氏(64)に1万4099票差をつけて初当選、同市初の女性市長が誕生したことは、まだ我々県民の記憶に鮮明に残っています。あれから1年半が経過しようとしていた8月24日夕方、衝撃のニュースが飛び込んできました。そして、この激震は翌25日も衰えることなく続いています。
**********NHK News Web 2025年9月24日21:16
前橋 小川市長 “市幹部職員の既婚男性とホテルに”報道で陳謝
前橋市の小川晶市長は部下の既婚男性とホテルに通っていたなどとインターネットのニュースサイトで報じられたことを受けて24日夜、緊急の記者会見を開き、「男女の関係はなかったが誤解を招く軽率な行動だった」と陳謝しました。その上で、みずからの進退は弁護士などと相談して判断する考えを明らかにしました。
前橋市の小川市長は小学館が運営する「NEWSポストセブン」で市の幹部職員の既婚男性とラブホテルに通っていたほか男性と合流するまで公用車を使用していたことなどが報じられています。
小川市長は24日夜、前橋市内で記者会見を開き「男性とは周囲の目を気にせずに安心して話せるホテルで相談にのってもらっていた。男女の関係はなかったが、誤解を招く軽率な行動であったと反省している」と陳謝しました。
また、ホテルでの相談はこれまでに10回以上にのぼり、中には男性との待ち合わせ場所まで公用車を使用したこともあったということです。
その上で、みずからの進退について「第三者と相談しながら考えていく」と述べ、弁護士や支援者などと検討し判断する考えを明らかにしました。
**********NHK News Web 2025年9月25日 18:23
“既婚男性とホテル”報道の前橋 小川市長 市政に影響も
部下の既婚男性とホテルに通っていたなどとインターネットのニュースサイトで報じられた前橋市の小川晶市長は、25日に予定されていた表敬訪問などを取りやめるなど、市政に影響が出ています。
26日、最終日を迎える市議会でどのような説明をするかが注目されています。
前橋市の小川市長は「NEWSポストセブン」で市の幹部職員の既婚男性とラブホテルに通っていたほか、男性と合流するまで公用車を使用していたことなどが報じられ、24日夜の会見で「男女の関係はなかったが、誤解を招く軽率な行動だった」と陳謝し、みずからの進退について「第三者と相談しながら考えていく」と説明しました。
★小川市長 25日は公務取りやめ 市議会会派は対応協議★
会見から一夜明けた25日、小川市長は表敬訪問を受ける予定でしたが、副市長を代理にたてて欠席するなど、市政に影響が出ています。
一方、前橋市議会の最大会派となる保守系の「前橋高志会」は非公開で会合を開き、今後の対応について協議しました。
↑前橋市議会最大会派 小曽根英明幹事長↑
会合後、会派の小曽根英明幹事長が取材に応じ、市長から「あすの市議会後に市議会議員全員に説明する」という連絡が来たことを明らかにしました。
(小曽根幹事長)
「市民からは本当にいろいろな意見が寄せられている。まずはあす、しっかりと市長本人の説明を聞いてから対応していく。冷静に分析し、市政が停滞することないよう対応できればと考えている」
★去年初当選 前橋初の女性市長 子ども・子育て支援に重点★
小川晶市長は42歳。弁護士で、群馬県議会議員を経て、去年2月の市長選挙で初当選し、前橋市で初めての女性市長となりました。
市長選挙は事実上の与野党対決の構図となり、“保守王国”と呼ばれるほど自民党の勢力が強い群馬にあって、新人だった小川氏は立憲民主党など野党側の議員の支援を受けながらクリーンな政治の実現などを訴え、自民・公明両党の推薦を受けた現職を破りました。
初登庁の際には「33万人の市民のためにしっかりと働きたい。重い責任と覚悟を感じながら街づくりに取り組みたい」と意気込みを述べ、子ども・子育て支援に重点を置いてきました。
★「どうして…」市内では驚きや疑問★
そうした中での今回の報道と記者会見での説明に、前橋市内では驚きや疑問の声が聞かれました。
(21歳 男子大学生)
「正直、前橋でもこのようなことが起こるのだと驚いた。市長の説明は無理があり、ちゃんと説明した方がいいと思う」
(80代 男性)
「せっかく当選したのに、どうしてそんなことをしたのかと驚いた。市長としての自覚が足りないのは問題だと思う」
(50代 女性)
「女性ということもあり、新しい市長に期待をしていただけに残念だ。より一層の公人としての自覚と今回のミスをそれ以上の結果で打ち消すことができるような市政を期待したい」
★山本知事「小川市長、どうなっちゃったの」★
群馬県の山本知事は、25日、報道陣の取材に応じ、「小川市長、どうなっちゃったのという感じで、政治家として非常に残念に思っている」と述べました。
小川市長が市幹部職員の既婚男性と10回以上にわたってホテルに通っていたものの、男女の関係はないと述べたことについては、「言い訳として見苦しく、信じている人は誰ひとりとしていないだろう。全部正直に事実を認めて謝罪したほうがよかったと思う」と指摘しました。
そのうえで、小川市長の進退について「市長の判断だが、これからどういう流れが起きるか考えて判断されるといいと思う」と述べました。
前橋市では、26日、市議会の定例会が最終日を迎えます。
本会議で登壇する予定であるほか、閉会後に市議会議員全員に説明する意向を示している小川市長。今回の問題についてどのような説明をするか、注目されています。
**********
■地元紙も9月25日の朝刊社会面で報じましたが、記事を見てお分かりのとおり、ネット記事を後追いしたかたちで、書かれています。
この記事にあるように、震源は9月24日付けのニュースサイト「NEWSポストセブン」でした。さっそく、その記事を見てみましょう。
**********NEWSポストセブン2025年09月24日16:58
《前橋・42歳女性市長が“連日ラブホ”》昼も夜も土曜日もお盆も…お気に入りは“ロードサイドラブホ” お相手は部下の既婚・市幹部 公用車を使って合流、男性の車に乗り換えて…
↑群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下とラブホテルに訪れていることがわかった(左・Facebookより)↑
9月10日、群馬県内では猛烈な大雨が降っていた。県内の各所で17時までの1時間に100ミリ以上の雨が降り、気象庁が災害の危険が高まっていることを伝える「記録的短時間大雨情報」を発表。県北部では道路は浸水し、自動車が動けなくなるなど予断を許さない状況が続いていた。
その日の18時30分頃、前橋市長・小川晶氏(42)は市幹部の男性が運転する車に乗って、前橋市内を走っていた。市内の状況を確認するかと思いきや、向かった先はラブホテルだった──。
弁護士資格を持つ知性派でありながら、明るい笑顔で市民の支持を得た小川市長。彼女は福田赳夫氏や中曽根康弘氏ら総理大臣を多く輩出してきた保守王国・群馬の県都に“新しい風”を呼び込んだ。市関係者が語る。
「小川市長は昨年2月に初当選した1期目の市長です。もともと千葉県の出身ですが大学卒業後に群馬県で弁護士登録し、前橋市内の事務所で勤務していました。公式ホームページによると、家庭内暴力の被害者支援などに力を入れていたそうです。政界に進出し、2011年4月の県議選に28歳で初当選して以降、県議を4期つとめ、昨年2月の市長選に立候補しました。
市長選では連合の推薦も取り付け、自民公明が推薦する現職を破る見事な勝ちっぷりでした。当選後には支援者らに『スタートラインにやっと立てた。これから皆さんと一緒に市民の力で前橋市を良くしていきたい、新しい町にしていきたい、新しい政治を作っていきたい』と訴えていました」
当時、日経新聞でも「前橋市長に小川晶氏が就任 初の女性、戦後最年少」と報じられるほど注目された。
そんな市長に想像もできないことが発覚したのは、今年に入ってすぐのことだった。市の関係者であるAさんが明かす。
↑自宅まで部下と共に移動していた市長(Facebookより)↑
「私の知人女性が夫であるB氏の不倫を疑い、彼女と友人たちとでご主人の尾行を始めたんです。すると彼女のご主人が会っていたのは小川市長でした。B氏は仕事関係で市長とも接点があったようです。そこで、市長の行動も合わせて追いかけてみようとなりました」
AさんらがB氏および小川市長を追ったところ、バーの個室で食事をしているところを確認したのみで、直接的な不貞行為は認められなかったという。しかし──。
「同時期、市長は別の男性とかなりの頻度で会っていたんです。初めて目撃したのは今年2月のこと。市長は周囲を気にしながら、男性の車に乗り込んでいました」
B氏への疑義は残ったものの、Aさんらはひとまずそこで追跡を取りやめた。しかしB氏の行動に再び不安を感じた妻は、再びAさんらに相談。B氏と小川市長の動向を確認することになったという。
「それが今年7月頃です。Bさんの行動を確認してわかったのは、小川市長は2月に会っていた男性との関係を継続しているようでした。実は、私はその男性に見覚えがありました。Xさんという方なのですが、前橋市の幹部でとてもまじめな方。ただ、彼には妻子がいます。小川市長は独身ですが、Xさんが妻帯者であるとご存じないはずはないので、問題なんじゃないかって……」
確認したところ、小川市長とX氏のラブホテルでの密会がキャッチされたのは、7月から9月上旬までに昼や夜など、土曜日を含めて計7回。取材班が調査したところ、その証言が事実であることも確認できた。一番よく利用しているのは、郊外のロードサイドにある低層のラブホテルで、部屋ごとに駐車場がついているタイプの施設だった。
逢瀬を重ねる際、小川氏もX氏もスーツ姿であることが多かった。平日の夜や休日に会うことが多かったが、8月のお盆時期には、2日連続でラブホを訪れていた日もあった。冒頭のように、群馬県内に「記録的短時間大雨情報」が出ていた9月10日も、午後6時すぎから午後10時前まで、2人はラブホテルにいた。大雨や雷雨、竜巻などへの注意を市の防災危機管理課が市民にLINEなどで喚起した時間帯と、2人がホテルに滞在している時間は重なっていた。
別の市関係者が話す。
「この日、市の防災危機管理課は夜まで情報収集などにあたりました。県北部の沼田市などでは町が浸水被害に合うなど緊迫した状況にありました。市長は災害などがあった場合に、その長として指揮する立場にありますが、その日はすでに退庁していました」
9月中旬にも2人の姿はラブホテルにあった。9月16日、NEWSポストセブン取材班は市長がX氏とラブホテルを訪れたことを確認。本人たちに話を聞くため、翌17日も市役所に向かうと、18時すぎ、市長は送迎の公用車に乗るべく庁舎外に姿を現した。笑顔で車に乗り込んだ市長。その行き先は、直線距離でわずか500メートル先の薄暗い路地だった。記者は、そこから“2日連続”となるラブホ密会を目撃した──。【後編につづく】
**********NEWSポストセブン2025.09.24 16:59
【ご休憩3時間5700円】前橋・42歳女性市長に部下の市幹部と“連日ラブホ”のワケを直撃取材 “ラブホ経費”約5万円は「(市長が)すべて私費で払っています」
↑群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下とラブホテルに訪れていることがわかった(左・Facebookより)↑
保守王国・群馬県の県都である前橋市の“新しい風”として昨年2月から市長を務めている小川晶氏(42)に浮上した“ラブホ密会疑惑”。彼女が、部下の市役所男性幹部・X氏と頻繁にラブホテルを訪れていたことがわかった。9月24日、小川市長は臨時の記者会見を開き、ラブホを訪れたことは認めたうえで「相談に乗ってもらっていた」「男女の関係はありませんが、誤解を招く軽率な行動で、反省しています」と釈明した(※)。群馬県に猛烈な大雨が降り注ぎ、気象庁が「記録的短時間大雨情報」を発表した9月10日にも、彼女の身はラブホテルにあった。
9月16日、取材班が改めて現地取材をしたところ、この日も小川市長はX氏とラブホテルへ入っていった。小川市長は独身だが、部下のX氏は妻帯者である。翌日、当人に話を聞くために市役所へ向かったところ、小川市長が職員らしき人物と笑顔で談笑しながら出てきた。
その後、公用車に乗りこみ10分弱。帰宅ラッシュに巻き込まれながら、わずか500メートル先の薄暗い路地で降車した。市長はメガネやマスクなどを身につけ、乗車時の雰囲気と変わっていた。
公用車から降りた市長は何度も振り返っており、周囲の目を気にしているようにも見える。そうして着いた先は数十メートル先の市営の立体駐車場。市長が近づくと、男性が高級外車から降り後部座席のドアを開けた。例のX氏だ。市長は流れるように車に乗り込んだ。
2人を乗せた車は、コンビニに立ち寄ったあと、向かった先はまたもやラブホテルだった。これで2日連続になる。
低層階でそれぞれの部屋ごとに駐車スペースがあるタイプのホテルで、彼女らがよく利用している“定宿”だ。車は休憩3時間5700円の「203号室」前の駐車スペースに停車した。まずX氏だけが車を降り、周囲を用心深く確認。後部座席のドアを開け、その中から出てきた市長が先に部屋の中へと入っていった。
約2時間半後──部屋から出てきたのはX氏だ。市長は後ろから隠れるように出てきて、男性がドアを開けた後部座席に滑り込むように乗り込んだ。
午後10時前、市長の自宅についた2人。そこで記者が声をかけたところ、運転席に座るX氏が窓を開けた。後部座席では、市長は突っ伏して顔が見えないようにしていた。
「Xさんと市長ですね」と尋ねると、X氏は「はい」と返答した。記者が経緯などについて尋ねると、ホテルに複数回行っていたことは認めつつ、男女関係については明言を避けた。
記者とX氏がやり取りをする間、小川市長は後部座席で顔を伏せ、問いかけには一切応じなかった。「一言だけでもいただけませんか」と問うたが、X氏が「ちょっとまだ(市長は)動揺しているので……」と庇う様子を見せた。
デリケートな問題ゆえ市の広報窓口への取材ではなく、あらためて2人に7~9月の計9回について、ラブホ訪問の日付を添えたうえでメールで直接質問を送ると、小川市長とX氏からそれぞれ回答があった。
↑「ラブホテル代は私費で支払っている」と回答↑
市長もX氏も「ホテルに行ったことは間違いありません」などと認め、また、市長はX氏が妻帯者であることについては「知っています」と回答した。
X氏は、ホテルに行ったことは認めた上で「男女としての一線は超えてはおりません。ただ、客観的に見れば、場所が場所だけに、疑われても仕方ないと思います」と不貞行為については否定している。
男女の関係がないなかで、なぜ頻繁にラブホテルを利用しているのか。市長はこう説明した。
「X氏にはプライベートでも仕事に関する相談や打合せにのってもらっていました。2月頃までは飲食店やカラオケボックスで話をしていましたが、周りの目があり、仕事の具体的な会話もできないことから、人目を気にせず話ができるところということで、(X氏から)ホテルはどうかと提案を受けたものです」
X氏も「2月頃まではカラオケボックスで相談をしておりましたが、やはり人目があるということで、受付など人との対面を避けて密室となるホテルを提案いたしました。この判断が軽率であり思慮が浅かったと反省しております」と回答している。
一般的にいえば、ラブホテルの利用は性行為があったと強く推認され、不倫をめぐる訴訟などでもホテルを2人で出入りする写真は強力な証拠になる。男女トラブルに詳しい桜井祐子弁護士はこう解説する。
「不倫をした人が自身のパートナーや相手のパートナーから不貞の法的責任を問われた際に、いわゆるラブホテルに2人で入った証拠を押さえられつつも『性的な行為はなかった』と主張することはあります。しかし、いわゆるラブホテルは、男女の逢瀬を用途とするものという社会常識からして、裁判で『性的関係はなかった』という言い逃れが認められるケースは稀です。今回のように、2か月という短期間で9回と回数を重ねている場合だと、そういった主張はより説得力に欠けると言わざるを得ません。もちろん、『性的行為ではない、そこでしかできない何かをしていた』ことを裏付ける決定的な証拠などがあれば別ですが、そのようなケースは極めて稀です」
2人はラブホテルを利用する際「3時間の休憩」で入ることが多かった。たびたび利用しているラブホでは、1回5300〜5700円程度。7月から9月までの他のホテルでの利用分も含めた計9回で5万円程度になる計算だ。ホテル代については、市長は「すべて私が私費で支払っています」と答えた。
「仕事に関する相談や打合せ」だったから、“経費”は上司である市長が支払ったということだろうか。
そうなると、公用車の扱いに疑問が残る。
↑なぜ頻繁にラブホテルを利用していたのか↑
市長はX氏との待ち合わせ場所近くまで公用車で向かっていた。取材に対して市長は、「プライベートの飲み会などに参加する場合も目的地まで公用車で移動する扱いになっています」と回答している。ラブホテルで「仕事に関する相談や打合せ」をしていたなら、なぜそこまで公用車で向かわなかったのだろうか。逆にプライベートな行動だとすると、ラブホに行く男性幹部と落ち合うまでに公用車を使っていたことには市民から疑問の声が上がるだろう。
2人がラブホ密会していた8月12日(火)は平日で、勤務時間中と考えられる時間帯での入室だったが、それについてはX氏は「私が有給休暇を取り、市長の私的な相談に応じておりました」と説明した。お盆の時期だから有休を取得していたのは不思議ではないが、市長は平日夜や土曜に加えて、男性が有休を取得した平日の日中まで2人きりの相談をしているようだ。
群馬県内で災害級の大雨が降っていた9月10日の密会についてはどう考えているのだろうか。
「常に連絡の取れる体制をとっていました。警報が発令されると危機管理監を本部長とする災害警戒本部が設置されますが、9月10日はその段階ではなかったので、通常時と同様に常に連絡の取れる体制をとっていた次第です」(市長の回答)
平日、週末、お盆休み……市長による「仕事の相談」をラブホテルで繰り返し受けてきたX氏。市長と、彼女の部下にあたるX氏には権力勾配がある。X氏に「市長からの誘いを断れなかったのではないか」と尋ねたが、「そのようなことはありません」と否定した。あくまで“合意の上でのラブホ相談”だったとのことだ。
市役所に公用車の取扱いについて取材したところ、以下のように回答した。
「基本的には市役所から市長自宅、もしくは公務場所経由の自宅となり、プライベートでの途中下車は規定では認められていません。基本的には、急遽公務などで打ち合わせなどが入った際にも、途中下車の際には秘書課に伝えていると思いますが、そこは秘書課に確認頂きたいと思います。今まで、市長において規定違反はないと認識しております」
市長交際費の支出状況を数十円単位まで細かく市の公式サイトでオープンにしている小川市長。公用車の扱いを含めて、なぜ妻帯者の部下と繰り返しラブホで打ち合わせする必要があったのか、それは果たして公務なのかプライベートなのか、説明を求められそうだ。
※9月24日、小川市長が緊急会見を開いて釈明した内容を加筆しました(9月24日 21:40)
**********
■上記の記事を発端に、9月25日は一日中、新聞、テレビやネット上で、群馬県内のみならず、全国規模でこのニュースでもちきりでした。いくつかの報道記事を見てみましょう。
**********FNNプライムオンライン2025年9月25日12:25
「男女の関係ありません…」既婚男性とのラブホテル訪問報じられた小川晶前橋市長(42)不倫否定も10回以上のホテル密会認める…公用車は使用も
群馬県前橋市の小川晶市長(42)は24日、市職員の男性と2人で複数回にわたってホテルを訪れたとする報道を受けて臨時の記者会見を開き、「男女の関係はありませんが、誤解を招く軽率な行動で、深く反省している」と謝罪した。2人でホテルを訪れた点は認めたが、訪問目的は相談や打ち合わせと釈明した。
小川市長は大学卒業後弁護士として活動し、2011年に群馬県議選で初当選。4期目の途中で辞職し、2024年2月の前橋市長選挙で当選した。
WEBメディア「NEWSポストセブン」は24日、小川市長が市の幹部職員の既婚男性とラブホテルに通い、男性と合流するまでに公用車を使っていたなどと報じていた。
★ラブホテル会合認め謝罪も男女関係否定★
小川市長は24日夜に会見し、冒頭で報道について、「市民の皆様、職員の皆様、そして、巻き込んでしまった職員とそのご家族の皆様に多大なるご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫びを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
その上で、「報道にあります通り。私が特定の職員と複数回ホテルに行ったことは、間違いがありません」と、男性と2人で複数回ホテルに行ったことは認めた。
そして、「男女の関係はありませんが、誤解を招く軽率な行動であったことを深く反省しています。当該職員には、公私にわたる相談に乗ってもらっていました」弁明した。
職員の男性については、「特別職や他の職員には言えないような悩みもあり、一番にコミュニケーションをとっていた人物」と説明。
★なぜラブホテルで?★
ホテルで会っていた理由について小川市長は、「日中は公務等があって話す時間もなかなか取れないので、プライベートの時間に飲食店や、カラオケボックスなどで相談をしていました。しかし、飲食店やカラオケボックスなどでは周りの目があり、具体的な会話が制限されることから、もっと安心して話ができるところはないか、ということでホテルはどうだろう?という話になりました。飲食店にいてもカラオケに行っても、コンビニや道路を歩いていても、必ず誰かしらに合うので、誰の目も気にしなくて、何でも相談ができる場所という判断でした」と話した。
そしてホテルの中での行為については、「ホテルには食事を持ち込み、夕飯を食べながら、相談や打ち合わせをしていました」と主張した。
その上で、「今回の件について、原因は、私の人間的な未熟さ、公人としての自覚が足りなかったことにあると考えております」と反省の弁を述べた。
**********週刊女性PRIME 2025年9月25日16:46
《前橋》「我々職員も詳細を知らない」秘書課・職員課は大混乱!市役所の「会議室」の数を聞いた
9月24日の夜、緊急会見を開いた群馬県前橋市の小川晶市長。市長は今年2月ごろから、市の男性職員とホテルで“打ち合わせ”をしていたと一部で報じられたが、これを認め、謝罪を行った。
★前橋市長の既婚部下ホテル密会★
「市長はこれまで10回以上もホテル打ち合わせを行ったことを認めましたが、男女の関係は否定。この男性職員には公私に渡る相談に乗ってもらったそうです。
会見では、男女関係がなかったという無茶苦茶な言い分を突っ込まれましたが、市長は“なんかその通りとしか言いようがない”としつつ、“本当に考えが足らない判断だった”と反省の弁を述べていました。自身は未婚の身ですが、お相手の男性職員は既婚者。信頼を取り戻すのは難しいでしょうし、辞任は免れないと思います」(全国紙社会部記者、以下同)
ホテルの滞在時間は平日、休日ともに2〜3時間程度だったという。この報道に対し、ネット上では、
《どんな相談やねん》
《私費か・・・・・でも原資は税金》
《いやいや男女の関係は無いって無理あるでしょ 相手の奥さん絶対信じて無いって》
という意見が上がる一方で、
《前橋市の会議室でもいいでしょ。コレで乗り切れるはずない》
《市長室で打ち合わせできる気がする…》
《あの…前橋市って会議室とかないんですか?》
《何のために市長室が役所内にあるのかね 仕事の部屋はちゃんとあるのに》
などのコメントが散見された。
「市長は“安心して話ができる場所”としてホテルを選んだと釈明していました。会見中、会議室でよかったのではという質問が飛んだ際は、特定の職員と長時間いることをどう思われるかを気にしていたとし、自身が泣いてしまったり、感情的になることもあり、そうした姿を見られたくなかったと説明。ただ、この苦しすぎる弁明を信じる人はいないでしょうね」(前出・全国紙社会部記者)
前橋市に会議室はいくつあるのだろうか。市に問い合わせてみると、
「市長のいる秘書課には8人が在籍しており、市長室のほかに、市長専用の打ち合わせスペースが1つ、ほかにも応接室のような部屋が2つあります。この会議室は秘書課以外は使用できないことになっています」(前橋市職員課担当者)
秘書課には問い合わせが殺到しているが、「転送しないでくれ」と言われており、職員課はバタバタだという。
「昨日の記者会見を行う前に、“報道に出るので対応してください”とアナウンスがありましたが、我々職員も詳細を知らない状況です。報道が出たのが昨日の夕方。業務時間外でしたが、午前中までですでに50件〜100件程度のお問い合わせをいただいております」(前出・前橋市職員課担当者)
市民や市の職員を混乱に陥れた市長と該当職員。厳しい処罰が待っていることだろう。
**********
■上記の報道記事を読むと、今回の小川市長と部下の幹部職員の会議場所について「なぜ、ラブホテルでなければならないのか?」「なぜ、市役所内にたくさんある会議室での相対での打ち合わせでは都合が悪かったのか?」というポイントが浮き彫りになります。
ここで当会が思い出したのが、前橋市役所のすぐ目の前にある群馬県庁で起きた、13~14年前の出来事です。それは、当時の群馬県知事が、愛人の元群銀の行員(その後、県議会事務局に転職したあと、最終的に大澤知事が理事長を務める社会福祉法人明光会特養ホーム清和荘の経理部門に転職)と、当時の副知事公舎を舞台に、毎週末逢瀬を重ねていた不倫事件です。
この時の当会の活動は、このブログの過去ログで詳しく紹介しておりますので、時間があったら閲覧いただけると幸いです。
○2011年07月13日:首長に再選されたばかりなのに週刊誌のカモにされた我らが大沢群馬県知事の全国的スキャンダルの波紋↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/e6184a5d7b6f46c872fee7082ac4ac84
○2011年07月14日:注目の大沢不倫知事の釈明記者会見・・・「愛人関係」の「意味が分からない」で親族の心中やいかに↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/bb3e41aae47360ee3adaedcdcb92a63c
○2011年07月21日:ホテル代をケチって知事公舎に愛人を泊めていた「慶応ボーイ」知事に女性をはじめ県民から非難轟々↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/6e4e8a9b2d112c57851451c916ec3d98
○2011年07月23日:大沢知事が週末に彼女と業務打合せをしていた知事公舎の内部の使われ方と外部からの見られ方↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/734a07bfe40e6b7574539e307c80b2d7
○2011年07月26日:7月30日(土)と31日(日)の朝9時~11時まで知事公舎の特別見学会開催を大沢知事に依頼↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/0b230ca03d4c759a17d6e617a8777f38
○2011年07月30日:週に1、2回しか使わない知事公舎の県民視察会を拒否した大沢知事【30・31日の知事公舎見学会は中止】↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/4b4d5f45e4bd7f3a27a2af49ae4b07c5
○2011年08月04日:群馬県知事公舎を舞台にした女性宿泊問題について大澤正明知事がオンブズマンの公開質問状へ回答↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/56e8a95988c8b75ac51589a2bd83d11c
○2011年10月21日:大澤知事の公舎不正使用について、本日午後2時に請求資料が情報開示されます↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/0884454e4fa3f0b8f1f88ad1ab1efdde
○2011年11月01日:知事公舎のあり方検討委員会による報告書で、いよいよ知事公舎の県民公開への道がひらかれる?↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/fefecaa05f2bedff747ee48f6fb05821
○2011年11月05日:知事公舎の見学会を11月24日と25日に開催するよう大澤正明知事に申し入れた市民オンブズマン群馬↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/7d85c1f4eee21712468e1fe84c0880d4
○2011年11月07日:群馬県知事公舎に関する2840枚の開示資料を鋭意分析中(その1)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/f93de3d37258c4f46dfa2ee1236048e1
○2011年11月07日:群馬県知事公舎に関する2840枚の開示資料を鋭意分析中(その2)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/2907b8d99238676fccb3098dda0721d1
○2011年11月07日:群馬県知事公舎に関する2840枚の開示資料を鋭意分析中(その3)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/0034c16b2ce59f81073c575a955661b9
○2011年11月07日:群馬県知事公舎に関する2840枚の開示資料を鋭意分析中(その4)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/a1cdb31f1576cc89a27936b5392b4e66
○2011年11月11日:3度に亘る知事公舎見学会依頼に対し、またもや警備上の問題を理由に拒否した大澤知事と管財課↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/a39909a19163d132bba152cf19ef65b0
○2012年03月01日:知事公舎目的外使用問題で、公開質問状と県民特別見学会開催依頼に対する大澤知事からの回答書↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/7e2dabd76fa6f0acb2425eebdc489da7
○2012年03月17日:第2、第3の大澤知事女性宿泊事件を防ぎ全国の公舎ラブホテル化を抑止すべく住民監査請求補正書を提出↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/caa9857398e8d23eba2e37d2ba8959ca
○2012年05月03日:知事がホテル代をケチり知事公舎に愛人を泊めても税金のムダ遣いではないと認めた群馬県監査委員↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/bd27647e05793b0dc5ebf987128c525b
○2012年06月02日:知事公舎をラブホテル代わりにした群馬県大澤知事に利用料等返還を求め住民訴訟を提起(その1)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/fd9e42ec518c49fbb348679dc5d1b826
○2012年06月03日:知事公舎をラブホテル代わりにした群馬県大澤知事に利用料等返還を求め住民訴訟を提起(その2)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/d09ed7eabd2fba4af94f466357840f3c
○2012年06月07日:大澤知事の知事公舎ラブホ化事件の第1回口頭弁論が7月11日(水)午前11時に前橋地裁で予定↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/43f81eced928c596ae8ba9a6582bcbdd
○2012年06月27日:知事公舎ラブホテル化損害賠償裁判の第1回口頭弁論まで、あと2週間!↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/4918d1d46e6fbde081556eae9a9d422d
○2012年07月07日:知事公舎の愛人宿泊と違法改修等無断支出問題の住民訴訟で、争う姿勢を見せた群馬県知事からの答弁書↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/ac36a77b1e9d9118e8516310821db2d5
○2012年07月11日:知事公舎がラブホテルとして利用されていたと裁判所も認識していた大澤知事愛人公舎宿泊事件の第1回弁論↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/fc96269fee631356288bc5fcce5a2ba0
○2012年07月20日:最近の週刊文春の不倫スクープ記事と、1年前の群馬県知事の不倫スクープの比較と分析↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/39703f4d36f580c73abfb3ea3ff72331
○2012年09月14日:【速報】来週の9月19日の第2回口頭弁論直前に、被告大澤知事から準備書面と大量の乙号証が届く!↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/7d0eac44f94859f32aa706d82c69d55f
○2012年09月19日:ラブホテル化というより妾宅化…語彙の豊富さに感嘆の声が上がった大澤知事公舎女性宿泊住民訴訟第2回弁論↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/206375a149e50d226097e29cf28299b7
○2012年09月20日:住民訴訟を受けて一刻も早く知事公舎を解体し更地化して前橋市に売りつけたい群馬県管財課の思惑と焦り↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/119226660f3d49ba7cf88a1a34cb2fd1
○2012年09月21日:大澤知事の知事公舎目的外使用に深刻な影響を被りかねない前橋カトリック教会の倫理と桃井小学校の道徳↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/0d0e7e1209e4599bde55511137fc1e23
○2012年10月28日:大澤知事が知事公舎に愛人をお泊まりさせていた事件の第3回口頭弁論まであと3日↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/1e04209dca8e7c49b2c3a7d4ae93f230
○2012年10月29日:知事の不倫現場の証拠隠滅を前橋市に押し付けた群馬県知事と管財課が住民訴訟の場でも駆使する二枚舌↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/96c31764a8126e15a372d76017187116
○2012年10月30日:大澤知事が愛人を知事公舎に宿泊させた公舎妾宅化事件の第3回口頭弁論に向けた原告住民らの準備書面(4)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/570ab16e50aa41df659bc7ad73f776be
○2012年10月31日:大澤知事が愛人を知事公舎に宿泊させた公舎妾宅化事件の第3回口頭弁論に向けた被告群馬県の準備書面(2)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/b958c46a161722f93482e9c39d6f883f
○2012年11月01日:次回12月26日の第4回弁論で結審か・・・大澤知事の公舎愛人宿泊による知事公舎妾宅化事件↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/f092014504102424bb0fe525f12e1fdb
○2012年11月13日:大澤知事の知事公舎女性宿泊問題に関する昨年7月13日以降の記者会見の内容を検証する(その1)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/58d56feb6d504e4bb24ca069da238944
○2012年11月14日:大澤知事の知事公舎女性宿泊問題に関する昨年7月13日以降の記者会見の内容を検証する(その2)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/79a954830e0e4d77598d2df870e53baf
○2012年11月16日:公舎ラブホテル裁判が12月26日結審?なのに県民への情報開示を更に1週間も遅らせた県管財課の思惑↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/76b39a6aa42f2d079fe1e5ac3f9c0212
○2012年11月23日:公舎に愛人を連れ込んで妾宅化したのが県総務部とグルだったことを確認すべく大澤知事宛てに公開質問状提出↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/f97e2f9319f6da422b6e5955d28b622a
○2012年11月27日:不倫騒動に見る日米の違い↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/2a945ef6e1a218904e944ffc74580630
○2012年12月07日:知事・大澤に妾宅化公舎(=公営ラブホテル)を提供した群馬県知事が公開質問状に対して回答拒否↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/f7e93aebdf4159779633e93f4ff5bec6
○2012年12月18日:妾宅化公舎(=公営ラブホテル)を自らに提供した群馬県知事がオンブズマンの公開質問状にまたもや回答拒否↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/9aa2589b7a7cbe195e61e60eb6338d7f
○2012年12月28日:群馬県知事が不倫相手と公舎で同居し妾宅化していた事件の住民訴訟が12月26日結審!(その1)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/da97c9022e77af1bec16d67616806a12
○2012年12月29日:群馬県知事が不倫相手と公舎で同居し妾宅化していた事件の住民訴訟が12月26日結審!(その2)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/590c4d302d63e92dc38459a7a7bc50ee
○2012年12月29日:群馬県知事が不倫相手と公舎で同居し妾宅化していた事件の住民訴訟が結審!判決は2月27日!(その3)↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/21f9d678130eb3a97fcf56ef9686e41f
○2013年03月12日:大澤知事の副知事公舎妾宅化損害賠償請求の裁判の一審敗訴を受けて、本日東京高裁へ控訴状を提出↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/9293d8ed72dc9f159e8e7ed090348ca7
○2013年03月18日:ハレンチ知事・大澤の公舎目的外使用問題で控訴理由書の策定作業を進める市民オンブズマン群馬↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/825b34a33f5b12ffcd45ac4bf0abd96a
○2013年05月28日:公舎を妾宅化して愛人と宿泊していた知事大澤が6月4日の東京高裁控訴審を前に答弁書を提出↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/6209b713cd837840e0403ba805014ee6
○2013年05月30日:公舎を妾宅化して愛人と宿泊していた知事大澤の答弁書に対しオンブズマンが反論の準備書面提出↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/40077135e3d82d6e2f65e7e6254ec83a
○2013年06月04日:知事公舎不倫事件の控訴審で、証人尋問の必要性について裁判長に「無し」と答えた知事・大澤の反省度↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/a541369dffef0cbc3eda76134fcdc28a
○2013年08月11日:首長である知事・大澤におもねるあまり愛人との公舎での同居を推進した群馬県総務部の呆れた体質↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/b6394fe795ff6ebd9345f124b9c792b8
○2013年08月07日:2年前に知事公舎での不倫がバレてオンブズマンが提訴した二審判決を2日後に控え知事が広報にノー天気記事↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/968901e9a1a42c9acddf5e9d1afbdbc7
○2013年08月10日:公舎に単身入居し年間30回愛人とお泊まりしても不正ではないと公務員福祉厚生に画期的判断を示した東京高裁↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/75257379cc60fcbaf8e39d2fcff39660
○2013年09月30日:群馬県知事・大澤正明が知事公舎を妾宅化していた事件でオンブズマンが上告理由書等を最高裁に提出↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/645229ee8d89f825ec60768bddc706ce
○2013年11月16日:群馬県知事公舎妾宅化損害賠償事件の上告で、最高裁から記録到着通知がオンブズマンに届く↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/c02c11a647a934b69ba12c91ef653adc
○2013年12月23日:大澤知事の知事公舎愛人連れ込みによる目的外使用事件で最高裁第一小法廷から棄却通知↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/34690c4b7e0474deb16355913d2856f5
○2014年03月21日:知事公舎への愛人お泊りは同居ではないから目的外使用ではなく規則訂正も不要と明言した群馬県のモラル↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/2014/03/21/092800
■大澤前知事の一連の不倫騒動の顛末のうち、副知事公舎の取扱いについて、群馬県が前橋市に相談していた経緯が、次のブログ記事で紹介してあります。
○2012年09月20日:住民訴訟を受けて一刻も早く知事公舎を解体し更地化して前橋市に売りつけたい群馬県管財課の思惑と焦り↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/119226660f3d49ba7cf88a1a34cb2fd1
当時からすでに、群馬県知事は、この生々しい不倫現場である副知事公舎を早期に解体して、「忌まわしい」痕跡を消し去り、前橋市に売り払ほうと画策していたことが分かります。
事実、いつの時期だった確認できていませんが、この旧副知事公舎を、群馬県が前橋市と等価交換の形で、前橋市に譲渡していることを、先日、当会は群馬県資産活用課との雑談で知りました。
すなわち、前橋市は、大澤正明前知事が愛人と宿泊を伴う場所として使用していた実績のある施設を、かなり以前から取得していたわけです。
そして、この施設を、ラブホテル代わりに使用することは、群馬県公舎管理規則に違反していないことを、最高裁も認め、お墨付きが与えられており、前橋市の一般公務員も特別職も、ここをラブホテル代わりに使用しても、何ら法的な制限を受けなくて済むわけです。
であれば、なぜ前橋市はこの旧副知事公舎を、小川晶市長が就任した2024年2月の時点で、既に群馬県から等価交換で譲渡されていたのであれば、直ちに「市長公邸」として整備しなかったのでしょうか。
仮に、ここを前橋市長の公邸として使っていれば、小川晶市長が、部下の男性幹部職員と、宿泊を伴う滞在をしても、それは公務として世間も容易に理解することでしょう。
■このように、役人にとって、福利厚生に役立つ施設を群馬県から入手したにもかかわらず、これまで全く活用してきませんでした。それどころか、今月9月5日に、この旧副知事公舎の解体工事の入札を執行した可能性すらあります。
今からでも遅くありません。今回の騒動で深く心を痛めた小川晶市長の為に、速やかに解体工事の計画を凍結し、その予算で旧副知事公舎を整備し、今後、小川市長に安心して公務に励んでもらえるようにすることが、前橋市民、ひいては県都前橋を抱く我々オンブズマンを含め群馬県民にとっても、あるべき方向なのではないでしょうか。
■最後に、これも当会のブログ記事からの引用です。
○2012年11月27日:不倫騒動に見る日米の違い↓
https://ogawakenpg.hatenablog.com/entry/2a945ef6e1a218904e944ffc74580630
この記事の中で、英BBCは性的スキャンダルで受けるダメージを少しでも軽減させる方法として次の心得を挙げています。
(1)否定するより、できるだけ早く非を認めて謝る
(2)政治と私生活は別という昔の不文律は適用されない
(3)スキャンダルが発覚する時期次第では生き残れる
小川市長を守るべき立場の側近の市職員が、今回の騒動では、足を引っ張ってしまう結果を招いてしまいました。上記のBBCの提唱する心得を参考に、前橋市として、公務員の不倫行為という永遠の命題ともいうべき課題への対応策として、旧副知事公舎を大切に利活用することを、当会として強く推奨いたします。
【9/29追記】
当会は本日、以下の内容の上申書を前橋市長(担当部署:資産経営課)宛にFAXで提出しました。
**********
令和7年9月29日
前橋市長 小川 晶 様
(写し 総務部秘書広報課・財務部資産経営課)
〒371-0801 群馬県前橋市文京町 1 丁目 15 番 10 号
市民オンブズマン群馬 代表 小川 賢
TEL: 090-5302-8312(代表・小川)
FAX: 027-224-6624(事務局)
旧副知事公舎の解体工事契約即時撤回及び
市長公舎としての利活用について(上申書)
拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度の一連の騒動について、報道等から浮き彫りになったこととして、
① 周囲を気にせずに安心して相談ができる場所が庁内にはない。
② かといって、カラオケや居酒屋などでは、周りの目が気になる。
③ 防災危機管理の対応で、いつでも連絡が取れる態勢整備の必要がある。
などが課題として挙げられています。
このため、再発防止の観点から、市長公舎の整備が緊急に必要と考えます。幸い、前橋市は、昨年から群馬県との間で、土地の有効活用の観点から固定資産の等価交換について協議を続けてきております。その結果、今年7月に旧副知事公舎を前橋市が県から取得したことを、担当部局からお聞きしました。この旧副知事公舎は、いまから13年前まで、群馬県知事や副知事が使用してきたもので、樹木や芝生に囲まれ、周辺にはブロック塀やかさ上げした板塀がはりめぐらされており、SECOM 経由警察とのホットラインも敷かれており治安体制も万全でした。
13年前に、旧副知事公舎を巡る当時の群馬県知事の不祥事件の発覚が起き、知事はここを退去しましたが、群馬県はその後も、東京の霞ケ関から赴任した副知事にここを官舎として提供していましたが、ここ10年余りはまったく手入れが為されないまま、つい先日、前橋市の所有に至りました。
担当部署によると、旧副知事公舎の現況は、雨漏りなどで内部は黒カビが発生し、老朽化が著しいとのことで、9月5日に解体工事の入札を行い、はやければ10月中に解体工事に着手するとのことです。
当会としては、解体工事に要する費用と、改修工事に必要な費用を比較衡量すれば、更地にして公用車の駐車場にするよりも、改修工事を施し市長公舎として利活用することが、市長の公務が円滑に執行できる体制づくりの為にも、最適な方策であると確信するものであります。
ちなみに、市長公舎を整備している自治体として、横浜市、大阪市、広島市、四万十市、周南市などがあります。
そして何よりも、最高裁は「公社管理規則において、配偶者以外の異性(ママ:正しくは「家族以外」)と宿泊をともなう滞在をしても、それは同居とはみなされない」とする東京高裁の判決を支持しており、前橋市にとって市長公舎を整備することは、市政の円滑化・安定化にとっても最重要な施策であると思料します。
よって、直ちに解体工事契約を撤回し、その費用を復旧工事に回すことにより、今回の騒動の再発防止が担保していただきたく、この上申書をもって、ご英断を仰ぐ次第です。
なお、この上申書に記した確認事項に関して、公務ご多忙のところ恐縮ですが、10月3日(金)午後5時までに貴殿の見解を FAX にて弊団体事務局あてにご通知賜れれば幸いです。
また、当会として、旧副知事公舎の現在の状態を把握すべく、10月6日以降、内部の視察の機会の提供を関係部署に申し入れており、こちらについて も、ご承諾賜りますようよろしくお願い申し上げます。
敬具
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【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】